kotoba

2021年夏号

カバーイメージ

2021年6月5日発売
B5判・228ページ 定価1,470円(税込)

お知らせ

 

  • 特集

    ザ・ビートルズ

    ビートルズが解散してから、すでに半世紀のときが流れた。
    当時、常識外れといわれた彼らの音楽、言動、ライフスタイルは、国境や人種、思想さえも超越し、無数の人々に影響を与えてきた。
    今後、彼らの音楽は音楽史、文化史においてどのような位置づけをされていくのだろうか?
    ポピュラー音楽をはるかに越えた、不世出のミュージシャンを再考する。

    Ⅰ  創作者が語るビートルズ

    奥田民生 ビートルズだけが特別な理由
    吉井和哉 ビートルズが廃れるなら、地球にはもう何も残らない
    かわぐちかいじ 『僕はビートルズ』だから描けたザ・ビートルズ
    植松伸夫 3分で感動できるポップスの理想型
    歌野晶午 遅れてきた世代のビートルズ体験
    ドクター・キャピタル 「ビートルズらしさ」の秘密
    高田 漣 林檎王宮 円盤の騎士伝説

    Ⅱ ビートルズが変えたもの、変える未来

    中条省平 〈1968年〉のビートルズ——その歴史的意義
    斉藤早苗 最新作からひもとくこれからのビートルズ
    ピーター・バラカン ビートルズが壊したもの――映画『ア・ハード・デイズ・ナイト』回想
    楠見 清 2062年のザ・ビートルズ美術館——仮想設立計画と鑑賞ガイド
    里中哲彦 偉大なるビートルズ
    大鷹俊一 ストロベリー・フィールズ再訪
    田中伊佐資 音源をめぐる考察~ビートルズ最良のサウンドとは~
    新元良一 ビートルズとNYCとぼく
    渡辺由佳里
    デイヴィッド・M・スコット ビートルズにマーケティングを学ぶ
    園部 哲 ロンドンでビートルズをしのぶ

  • スペシャル・インタビュー

    松尾 匡 
    「重要なのは、社会というのは何のためにあるのか、だと思うのです」

    kotobaの人

    杉田 敏 インタビュー 
    英語を勉強するのは基本的につらく、苦しいプロセスです。

    連載

    大岡 玲 写真を読む
    山下裕二 美を凝視する
    大澤真幸 我々の死者(を超えて)
    髙橋秀実 ことばの番人
    今尾恵介 珍名バス停探訪記
    阿部公彦 日本語「深読み」のススメ
    阿川佐和子 吾も老の花
    イアン・マクドゥーガル 映画翻訳に恋して
    大野和基 未来を語る人
    葉月けめこ 時代うた——詞人のことば
    高橋源一郎 失われたTOKIOを求めて
    中野香織 スポーツとファッション
    おほしんたろう おほことば


    kotobaの森

    著者インタビュー 大塚英志 
    『「暮し」のファシズム——戦争は「新しい生活様式」の顔をしてやってきた』
    仲俣暁生  21世紀に書かれた「百年の名著」を読む
    大村次郷 悠久のコトバ
    山口 進 人は何を食べてきたか
    町山智浩 映画の台詞