kotoba

2021年春号

カバーイメージ

2021年3月5日発売
B5判・228ページ 定価1,470円(税込)

お知らせ

 


最新号について

  • 特集

    将棋の現在地

    藤井聡太二冠(王位・棋聖)の活躍により、将棋が再びブームを迎えている。
    デジタル化が進んだ21世紀においても、なぜ将棋は愛され続けるのか?
    棋士たちの生きざま、将棋と共に生きる人たちの言葉にせまる。

    巻頭寄稿

    後藤元気 羽生と藤井の狭間―渡辺明の現在地

    Ⅰ  棋士の生きざま

    谷川浩司 終わりなき「挑戦」
    佐藤康光 序盤から納得いくまで考える――効率だけでは語れない将棋に臨む〝姿勢〞
    先崎 学×中村太地 将棋界の師弟関係
    森内俊之、香川愛生、山口恵梨子、折田翔吾 棋士はなぜユーチューバーになるのか?
    木村一基 百折不撓の受け師―敗北から立ち上がり続ける理由
    鈴木大介×近藤誠一 運と実力のあわい
    永瀬拓矢 棋士のストイックな日常


    Ⅱ 将棋を楽しむ、将棋を語る

    木村草太 記憶に残る名勝負
    若島 正 詰将棋ができるまで
    夢枕 獏×湯川恵子 真剣師たちのいた時代
    奥泉 光 将棋との出会い―将棋のドラマに魅せられた「観る将」
    柴田ヨクサル 『ハチワンダイバー』に込めた将棋への思い
    隺峯 運命に導かれた遅咲きの駒師
    白瀧佐太郎 棋士と着物
    小松 宰 将棋映画は何を描いたのか―『王将』から『聖の青春』まで―

  • kotobaの人

    柚月裕子インタビュー 私が人間ドラマを書く理由

    連載

    大岡 玲 写真を読む
    山下裕二 美を凝視する
    今尾恵介 珍名バス停探訪記
    阿部公彦 日本語深読みのススメ
    阿川佐和子 吾も老の花
    イアン・マクドゥーガル 映画翻訳に恋して
    大野和基 未来を語る人
    葉月けめこ 時代うた――詞人のことば
    佐々涼子 囚われの異邦人
    高島正憲 歴史にあらわれた数字
    高橋源一郎 失われたTOKIO を求めて
    中野香織 スポーツとファッション
    中条省平 アルベール・カミュ――不条理に抗して生きるために――
    おほしんたろう おほことば


    kotobaの森

    著者インタビュー 佐々木敦『それを小説と呼ぶ』
    仲俣暁生 21世紀に書かれた「百年の名著」を読む
    大村次郷 悠久のコトバ
    山口 進 人は何を食べてきたか
    町山智浩 映画の台詞