2019年春号
2019年03月6日発売
B5判・228ページ 定価1,440円(税込)
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最新号について
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特集
日本人と英語
英語という言語は日本人に様々な影響を与えてきた。
我々は、英語を読むことによって世界の思想・文化を受容し、英語を翻訳することで、日本語をより豊かなものに変えてきた。
現在、グローバリズムに翻弄される日本人は、「小学校での英語必修化」「英語公用語化」など大きな課題を突きつけられている。
我々は、これから英語とどのように向き合っていくべきなのか。
日本人と英語の多様な歴史を振り返り、その未来を考える。
表紙イラスト:江口寿史Ⅰ 「英語狂騒曲」のこれから
斎藤兆史×鳥飼玖美子 英語革命は日本人を幸せにするか!?
島田雅彦 覇権? テクノロジー?「英語一強」の世界はどうなる
施 光恒 「英語化」は日本に何をもたらすのか
金原瑞人 通訳マシンで会話する時代の英語教育
中澤敏明 機械は「文化」を翻訳できるのか?
寺沢拓敬 データが崩す「日本の英語伝説」
Ⅱ 英語の日本史
安藤礼二 創造的な翻訳者・鈴木大拙
寺澤 盾 なぜその日本語は英語になったのか
乾 隆 漂流民ジョン万次郎と英語
宮永 孝 ニッポン英語ことはじめ
大岡 玲 日本人と英語の悩み深き道行き
南條竹則 英詩の翻訳と日夏耿之介
晴山陽一 英語ベストセラー本の行方
Ⅲ 英語とどう付き合うべきか
マーク・ピーターセン×ピーター・バラカン 日本語と英語のはざまを考える
斎藤兆史 日本人はいかに英語を学ぶべきか
ロバート キャンベル 英語を通して日本語を考える 日本語を通して英語を考える
杉本大一郎 英語の概念空間を作る
阿部公彦 日本語の豊かさと英語の関係
黒川伊保子 早期英語教育の弊害
白井恭弘×大野和基 最新の英語習得法を考える
中野香織 オックスフォード英語辞典の楽しみかた
都甲幸治 翻訳の楽しみと苦しみ
奈良橋陽子 英語の台詞で国と文化をつなぐ
コラム 英語のあけぼの
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スペシャル・インタビュー
内藤正典 国境が壊れた世界で生きるには
小林亜星 私たちは小林亜星を理解できているか
連載
大岡 玲 写真を読む
山下裕二 美を凝視する
吉成真由美 知の巨人たち
中条省平 アルベール・カミュ―不条理に抗して生きるために―
松原 仁×池上高志 SF映画を科学する
奥本大三郎 ランボーとは何者か
小島道裕 見て楽しむ中世の古文書
タカザワケンジ いい写真とは何か
柳橋 閑 水を運ぶ人~スタジオジブリ証言録~
藤原帰一 分解する世界
松原隆一郎 普遍と特殊
アレックス・カー ニッポン巡礼
おほしんたろう おほことば
kotoba倶楽部
著者インタビュー
岡本裕一朗『答えのない世界に立ち向かう哲学講座』
仲俣暁生 21世紀に書かれた「百年の名著」を読む
大村次郷 悠久のコトバ
山口 進 人は何を食べてきたか
町山智浩 映画の台詞