kotoba

最新号:2024年夏号

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2024年6月6日発売
B5判・228ページ 定価1,550円(税込)

お知らせ

 


最新号について

  • 特集

    喫茶店と本

    30年間で半減したというニュースもある、喫茶店。
    本を買った足で喫茶店に寄り、コーヒーや紅茶を飲みながらページを開く。かつてあった、そうしたカルチャーは現在、どうなっているのでしょう?
    そもそも「純喫茶」とはどういう場所だったのか? カフェとはどう違うのか?
    町との関係、リモートワークの場所なども踏まえながら、喫茶店と本の関係の「現在進行形」を探る特集です。

    Part1 今なぜ喫茶店なのか

    仲俣暁生 新宿・風月堂からドーナツショップまでの距離――「現代文学」と喫茶店
    堀部篤史 『喫茶店のディスクール』余録と補遺
    川口葉子 愛ゆえに語りそこなう喫茶店
    山田果凜 コーヒーのほろ苦い現実
    加藤ジャンプ 喫茶店コラム(1) 喫茶店と酒

    Part2 喫茶店のダイバーシティ

    澁川祐子 「純喫茶フード」の日本史
    高井尚之 オマケとオトクの「喫茶王国」名古屋――コメダとモーニングの「儲けのカラクリ」
    編集部 「一服一銭」喫茶店のルーツをさぐる
    友清 哲 憩いを生み出すブックカフェというビジネスモデル。その現在地を追う
    野崎 歓 パリのカフェは自由の領土
    おさんぽ神保町 神保町と喫茶店の深い縁について
    加藤ジャンプ 喫茶店コラム(2) 喫茶店とカップアンドソーサー

    Part3 あの人と喫茶店

    片山淳之介 書店と喫茶店の間、そこからあふれるもの
    菊地成孔 なぜ、ジャズ喫茶はコーヒーがまずいのか?
    熊谷あづさ 本と作家と喫茶店
    程尚 日本の喫茶店のリアリティやレギュレーションを超えたなにか

  • 【特別企画】

    泉賢太郎 今読むべき化石を知る本15冊

    連載

    大岡 玲 写真を読む
    山下裕二 美を凝視する
    石戸 諭 21世紀のノンフィクション論
    大野和基 未来を見る人
    木村草太 幸福の憲法学
    橋本幸士 新連載・物理学者のすごい日記
    嬉野雅道 だから僕らは出会わなければならないのです。
    鵜飼秀徳 ルポ 寺院消滅――コロナ後の危機
    赤川 学 なぜ人は猫を飼うのか?
    阿川佐和子 吾も老の花
    木村英昭 月報を読む 世界における原発の現在
    木村元彦 新連載・言葉を持つ
    小松由佳 人間がいない土地
    おほしんたろう おほことば

    kotobaの森

    著者インタビュー 岩尾俊兵 『世界は経営でできている』
    マーク・ピーターセン 英語で考えるコトバ
    大村次郷 悠久のコトバ
    吉川浩満 問う人
    町山智浩 映画の台詞