kotoba

2023年秋号

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2023年9月6日発売
B5判・228ページ 定価1,550円(税込)

お知らせ

 


最新号について

  • 特集

    萌える言語学

    言語学への関心が高まっています。その背景を見ると、戦争、紛争が終わらない状況での異言語、異文化とのコミュニケーション、ChatGPTなどの生成AIによる言葉の変化……といった問題に言語学が答えてくれそうだと期待しているのかもしれません。
    認知科学、心理学、文学、語学などとのコラボレーションによってさまざまな「言葉の姿」とその機能が立ち現れてきている今、言語学と言葉の最新型に迫ります。

    Part1 言語学とは何か?

    ゆる言語学ラジオ kotoba編
    伊藤雄馬 安楽椅子から森へ――フィールド言語学の可能性
    黒島規史 言語学者の日常はコトバのことばかり
    今井むつみ・秋田喜美 ベストセラー『言語の本質』著者インタビュー 人はなぜ言語の本質を知りたくなるのか?

    Part2 言語学の世界、さまざまな愉しみ

    川原繁人 日本語ラップは言語芸術だ!――韻における母音、子音、音節構造の役割
    柳原伸洋 萌やせ! ドイツ語
    釘貫 亨 失われた音声を復元する――藤原定家、契沖、宣長の感受性
    奥山景布子 「言語」で読み解く「源氏物語」――山口仲美の著作に学ぶ
    水野太貴 方言、この身近でかつ遠い存在、あるいは名古屋弁の複雑性

    Part3 言語学が見ている世界と未来

    酒井邦嘉 生成AIによって人間は何を失うのか
    窪田悠介 AI研究と対峙する言語学
    中野智宏 言語をつくる≒世界をつくる
    池田紅玉 言語学者のインターナショナル子育て孫育て
    水野太貴・ことラボ りょ 言葉とは何か?を教えてくれる本たち

  • 【対談】

    山下裕二×井浦 新 現地で見てこそ! 日本美術の真価を知る旅へ

    【ルポルタージュ】

    木村元彦 沖縄ヘイトニュースの真実(前編)

    【第21回 開高健ノンフィクション賞 受賞作発表】

    青島 顕 『МОСТ「ソ連」を伝えたモスクワ放送の日本人』

    連載

    大岡 玲 写真を読む
    山下裕二 美を凝視する
    石戸 諭 21世紀のノンフィクション論
    宇都宮徹壱 Jリーグ清算 〜前チェアマンが語る危機の真相〜
    木村草太 幸福の憲法学
    吉田太郎 シン・オーガニック ほんもの有機で環境と健康を取り戻す 嬉野雅道 だから僕らは出会わなければならないのです。
    山口二郎 日本はどこで道を誤ったのか――失われた三〇年再訪
    橋本幸士 物理学者のすごい日常
    大澤真幸 我々の死者(を超えて)
    阿川佐和子 吾も老の花
    髙橋秀実 ことばの番人
    木村英昭 月報を読む 世界における原発の現在
    小松由佳 人間がいない土地
    おほしんたろう おほことば

    kotobaの森

    著者インタビュー 小林武彦 『なぜヒトだけが老いるのか』
    マーク・ピーターセン 英語で考えるコトバ
    大村次郷 悠久のコトバ
    吉川浩満 問う人
    町山智浩 映画の台詞