2018年春号
2018年3月6日発売
B5判・228ページ 定価1,440円(税込)
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最新号について
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特集
ブレードランナー 2019-2049
美しくも退廃的な映像美で独自の未来を創造した『ブレードランナー』。
その正統な続編として、新たな才能と技術の粋を結集し、昨年、世に放たれた『ブレードランナー 2049』。
SFというカテゴリーにとどまらず、「人間とは何か?」という根源的な問いを投げかけてきたこの映画を日本を代表する哲学者、映画監督、作家、科学者たちが、新たな視点で読み解く。
原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を見出し、映画化へと導いた脚本家ハンプトン・ファンチャーへの独占インタビューも敢行し、これまで作品について語られてきた伝説の真実にもせまる。パートⅠ ブレードランナーを読み解く
内田 樹 レプリカントの人間性について
渡辺信一郎 『ブラックアウト2022』は、いかにして生まれたのか
ハンプトン・ファンチャー独占インタビュー 創造主が語るブレードランナー秘話
荒木飛呂彦 ブレードランナーに見る、融合と境界
中条省平 メビウスから『ブレードランナー』へ―
樋口真嗣 せめぎ合う才能と合力の結晶
長谷川町蔵 ドゥニ・ヴィルヌーヴ――人間の妄執を描く男
塩澤快浩 サイバーパンクの源流
添野知生 ブレードランナー年譜
パートⅡ ブレードランナーを科学する
松原 仁×池上高志 科学は「人の似姿」を生み出せるのか?
倉谷 滋 「ブレードランナー世界」に住めない生物学者の苦悩
吉川浩満 レプリカントに人間を学ぶ
藤原帰一 『ブレードランナー』のアメリカ
パートⅢ フィリップ・K・ディック作品の魅力を探る
清水直樹 ディックの作品は、なぜ古びないのか
小川 哲 伊藤計劃とフィリップ・K・ディック
阿部重夫 レイチェル「妊娠」考
大森 望 『ブレードランナー』を観た後に読みたいフィリップ・K・ディック作品ガイド
[新訳]フィリップ・K・ディック 「彼女が望んだ世界」
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対談
布施祐仁×三浦英之 ジャーナリストはどのように『日報隠蔽』に斬り込んだのか
亀渕昭信×鈴木敏夫 ぼくたちはどう働いてきたのかインタビュー
堀内進之介 人工知能時代に私たちはどう生きるのか?
連載
大岡 玲 写真を読む
山下裕二 美を凝視する
高坂はる香 インドはオペラを歌う~西洋クラシック音楽で大国を読む
井出 明 ダークツーリズムと世界遺産
泉賢太郎 生痕化石を探せ! 地層ブラブラ
池澤夏樹 理科のレッスン
浜 矩子 通貨という不思議
井手英策 新自由主義と僕たちの自由
高野秀行×清水克行 世界の名著とハードボイルド読書会
四方田犬彦 女王の肖像
松本 修 方言分布図でたどる日本の心
川添善行 空間を再考しよう
鹿島 茂 テンプル騎士団の遺産
久世番子 文豪カフェーめぐり
kotoba倶楽部
[著者インタビュー] 平野 晋『ロボット法――AIとヒトの共生にむけて』
大村次郷 悠久のコトバ
山口 進 人は何を食べてきたか
町山智浩 映画の台詞