kotoba

2018年冬号

カバーイメージ

2017年12月6日発売
B5判・228ページ 定価1,440円(税込)

お知らせ

最新号について

  • 特集

    中世・近世史を読む

    古文書の発見、資料の新解釈、新しい論考……。歴史は日々更新され、万巻の書が編まれていく。数多くの時代小説や歴史ドラマも、大胆な脚色と演出の巧みさで日本人の歴史への関心を高めるのに貢献してきた。史実を追究する研究書から、史伝、歴史小説に至るまで、日本史の本質に迫る浩瀚な書物の世界を紹介する。

    イントロダクション

    山本博文 私をつくった5冊の歴史書

    Ⅰ 私が選んだとっておきの歴史書

    清水克行 未完に終わった日本史の名著
    亀田俊和 観応の擾乱への道
    出口治明 第一線のビジネスマンが教える歴史書の選び方、読み方
    和田 竜 「史料を辿る旅」案内
    山本一力 私の想像力を刺激した5冊
    葉室 麟 わたしを時代小説家へと導いた本
    冲方 丁 歴史との出会い
    春風亭昇太 「城=天守閣」ではないことがわかる歴史書

    Ⅱ 歴史の本質をつかむ

    桜井英治 歴史に問いを投げかける5冊
    川合 康 中世の始まりをより深く理解するための5冊
    黒田日出男 岩佐又兵衛の「豊国祭礼図屛風」から歴史を読む
    堀口茉純 彩り豊かな江戸庶民の暮らし
    氏家幹人 江戸時代の性愛を知る5冊
    千田嘉博 読むと城めぐりがしたくなる5冊
    東郷 隆 甲冑と合戦の変遷
    竹内 誠 巨大都市、江戸の起こり
    竹村公太郎 地形から「関ヶ原の戦い」を読む
    徳川家広 日本の大転換、関ヶ原の戦い以降の日本

    Ⅲ 史実と創作のあいだ

    清水克行 歴史家の眼で観る大河ドラマ
    大石 学 史実とフィクションがせめぎ合う時代考証の現場
    鈴木敏夫 宮本武蔵が日本映画に遺したもの

    特集をより深く読むための25冊

  • インタビュー

    水谷竹秀 居場所を求めてバンコクへ向かった日本人たち
    ヨシタケシンスケ 絵本作家ヨシタケシンスケの頭の中

    連載

    大岡 玲 写真を読む
    山下裕二 美を凝視する
    池澤夏樹 理科のレッスン
    浜 矩子 通貨という不思議
    井手英策 新自由主義と僕たちの自由
    三木義一 税のタブーを考える
    高野秀行×清水克行 世界の名著とハードボイルド読書会
    角幡唯介 冒険論
    四方田犬彦 女王の肖像
    松本 修 方言分布図でたどる日本の心
    川添善行 空間を再考しよう
    斎藤貴男 戦争経済大国への妄想ふたたび
    若松英輔 いのちに火を灯すもの 佐藤初女
    鹿島 茂 テンプル騎士団の遺産
    久世番子 文豪カフェーめぐり

    kotoba倶楽部

    [著者インタビュー]野矢茂樹 『大人のための国語ゼミ』
    山口 進 人は何を食べてきたか
    町山智浩 映画の台詞